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2009年02月09日(月) 色々なことが
ありまして、やりまして。

また、大分行ってきます。

前回の日記、大分だったし。

大分に行ってばっかな印象が。

そうともいう。確かに。

お世話になりっぱなしな土地です。

で、その色々については、次回書きます。

今日の一曲 孤独日和

2009年02月15日(日) 書くことが
めずらしくたまっております。

とりあえず、今度の19日に、渋谷7th floorにて、定例ライブを執り行ないます。

新メンバー参入でございます。

ライブで初めてやる過去の曲もあり、いつもの定番も、ひと味違ったアレンジでお届けします。

カバーその他は、リクエストにお応えします。

今回、ついに、楽器を一切持ちません。完全フリーハンドで歌に専念します。

そんな年頃なんでしょう。

もともと、昔は、ハンドマイクが基本形だった。

ギターなんて持ってると、「おいおいおい、樋口がギター持ってるぞ、けけけ。」

と、冷やかされておったくらいなわけでございまして。

20数年の月日を経て、元に戻ったというわけでございます。

尾崎キヨヒコ。もみあげ。歌い上げ。

にはなれませんが。

誠心誠意.歌います。

よろしく。

今日の一曲
新しい季節へキミと エレファントカシマシ

2009年02月18日(水) 音楽を通じて伝えたいこと
少し前になりますが、大分の別府市役所で、主に幼稚園の先生方の前で、講演をやってくれと言われまして
えええ?それはちょっと、いくらなんでもって邪険に返事するのも申し訳ないままに、じゃあじゃあ、ギターとか持って、歌歌いながら、ライブの、しゃべりが少し長いかんじのざっくばらんな雰囲気でよろしゅうござんすか?それなら、やらせていただきます。と返事をして、この間やって参りました。

「音楽を通じて、伝えたいこと。」というお題目を与えられました。

別府湾が一望できる、素晴らしいロケーションの部屋に、先生方にお集まりくださいまして、演台の脇には、「大分市定期講演 音楽を通じて伝えたいこと 樋口了一先生」

先生って言われんの、初めてじゃないことを思い出した。昔歌教えてたとき高校生に言われてたっけ。んにしても背中がむずむずする。先生。

別府市教育長のご挨拶からはじまり、ご紹介に預かり、やおらステージの上に上がってみたけれど、何を話せばいいのか、まとまらない。

音楽を通じて僕は何を伝えたいんでしょう?確実に言えることは、それが言葉にできないから、歌を歌っているっていうこと。

そんなことを冒頭で言ったら、話が1分で終わっちゃう。持ち時間1時間半もあんのに。

仕方がないから、「二度目のありがとう」って言う持ち歌の最初の所を歌った。

「言葉は無力だけれど、無力な僕には他に頼る術もない」

ここらへんだ、ヒントは。伝えたいことそのものは、言葉では表現できない。掴まえられない。でも、唄うたいは言葉を旋律に乗せて伝えなきゃならない。不完全だと分かった上で、言葉とつきあっていかなきゃならない。この矛盾を抱えたまま、歌を作っていく過程で、少しずつ気がついてきたことがある。

「ドーナツ」。

一番伝えたい何かの回りを言葉で埋めていく作業。そこにはたどり着けない代わりに、一生懸命絞り出した言葉で、ドーナツの輪っかみたいに回りを囲んでいく。

すると、言葉がたどり着けなかった中心が、まあるく仄かに浮かび上がる。

その、浮き彫りにされた部分が、本当に伝えたいことなんじゃないだろうかしら。

で、その、はかなげで、頼りなげな、言葉の届かない中心部分にあるのはなんでしょうって話になるね。

知りません。ごめんなさい丸投げです。

ある意味、この場所に何を見つけるかは、聞いて下さる人にゆだねたいんです。

で、はかなげで、頼りなげと書きましたが、僕はこの場所にあるのは、実は言葉なんかで表せないほどに揺るぎない、力強いものだと思うんです。

そして、それは全ての人の中にある、共通の何かなんです。

だから、僕だけが持ってるものを、歌を通じて与える伝えるって言うんじゃなくて、みんなが等しく持っている共通の何かを「呼び覚ましたい」っていうのが近い気がしますよ。

パチンッてスイッチ入れたいみたいなね。

うまい具合にスイッチが入ったとき、それを「伝わった」と表現するんじゃないでしょうか。

パチンパチンパチンパチンってみんなにスイッチが入ったとき、歌を作った僕は安心するんですよ。

「ああ、よかった。みんな心に同じもの持ってた。」って

って考えてくと、伝える何かは、僕個人のものじゃないってことになりますね。それを呼び覚ます役割をあたえてもらっている。

みんなそういう役割担ってるんですよね。僕はそれがたまたま歌でってだけでね。

実は、前日に「きょらむん」のマスターに、「ウインドサーフィンを通じて伝えたいことって何よ?」って聞いてみた。名手なんです。

冗談で返すと思ったら、真面目な顔でこう言った。

「俺が、どれだけ死にものぐるいで練習して、体調万全で臨んでも、その日の海に風がなく、波もなかったら、全くお手上げって言うこと。それは、始めたばっかりの初心者でも、この道何十年のベテランでも分けへだてなくそうだっていうこと。自然を相手にしてるって言うことを、痛感させてくれること。」

やっぱそういうことなんだ。

スイッチ入った。

ドーナツの真ん中に。

今日の一曲
晴れのちBlue Boy 沢田研二

2009年02月21日(土) 第一回ポストマンライブ
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いま、ポストマンライブっていう企画が進行中です。

ここに詳しいことが載っています。
http://www.teichiku.co.jp/artist/higuchi/postman/

僕が常日頃言っていた「手紙」を届けるポストマンになろうっていう言葉を、受け取ってくれた、テイチクの倉橋さんが立ち上げた企画でございます。

こんな立派な旗までつくってくれた。でかいよ。この旗に、参加してくれた人たちの寄せ書きを書いてもらって、最終的に皆さんの思いで真っ黒になるまで続けていこうと思っております。

応募フォームなど少々堅苦しいたたずまいですが、これも、実際に受付業務をこなすうえで仕方ないことだと思います。すいませんご了承ください。僕は、やろうやろうって、ただ盛り上がってればいいんですけど、スタッフはそうはいかない。

でも、本当にこんなんで応募していいのかしらって、躊躇せずに、どしどしご応募ください。

個人宅にもお邪魔します。

で、やっぱりどんなもんなんだ実際って、様子をかいま見たいでしょ?

実はこの間第一回ポストマンライブに行って来ましたんです。

場所は中野にある杉の子作業所っていう施設。

ネットを見ると、知的障害者 通所授産施設 と言うふうに表記してある。

一般企業への就職が困難な在宅の方々の作業所ともしてあった。

その日は、お祭りのようなイベントの日だったらしくて、バザーとか、ビーズアートとか、綿アメ、ポップコーン、火山の深層にある粘土を使ったリラクゼーションマッサージなんかもあり、それに混じって、黒いビニールテープで仕切ってある場所に器材ををしつらえにかかった。

呼んでくれた、中田さんご夫妻に色々と説明を聞いた。

やっぱりみんな乗りのいい曲が好きらしい。

ウ〜ン、大丈夫だろうか?8分22秒の地味なテンポの「手紙」。

と、突然、女性にパっと腕をとられて、連れて行かれた、綿アメコーナー。

生まれて初めてザラメを入れて、割り箸回して綿アメつくった。

「最初、飛び散るよ、綿。」と言われた通り、何の対処もしていなかった僕の全身は、クリスマスツリーの飾り付けのように、綿だらけになった。

みんなで笑った。

別の女性に「どんな歌が好きですか?」と尋ねた。

「童謡。」と返事があった。そうだみんな歌いやすい曲が好きだろうって想像できただろうに、童謡ってひらめかなかったことを悔やんだ。仕方がないので2人で赤とんぼを一緒に歌った。

2人で笑った。

粘土マッサージもしてもらい、本番が始まった。ほのうた、朝花、手紙、1/6。の4曲。

即席ステージの前に集まってくれたみんなは、温かい声援と拍手とともに1曲目から身じろぎもせず、真剣に聞いてくれた。

朝花をやっている時に、何故か手拍子をしてもらいたくなって、自分から手を叩き始めたら、みんな即座についてきた。レスポンスが早い。

奄美の朝花節を聴いたときの、あの和やかで家庭的な雰囲気がこの場所を包んだ。

そして、この企画の目的である、ポストマンとしての僕の最初の配達、「手紙」をやった。

さっきの聴いてくれるだろうかという心配は、消えていた。言葉が伝わるだろうかということも考えなくなった。

「ドーナツの真ん中」が、言葉を介さずとも、声そのもの思念そのもので直接伝わる気がした。

僕は、人前で歌を歌い始めて30年になるけど、その30年で初めての経験をさせてもらった。

どうしてもだめだった。

「あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと〜」から先、声を出し続けることができなくなった。

歌を伝えるのが仕事なのに。ふがいない。

お前は、歌を歌うことで泣いてんだから、本当に泣くな。と言いきかせたけど、5歳の子どもが出来る我慢も、その時の僕には出来なくなっていた。

というか、子供になってしまった。その瞬間。

子供が、一瞬親とはぐれて、しばらくして見つかったとき、安心して泣き出すような温かな安心感が、心を埋め尽くした。

角さんに初めてこの手紙の文章を見せてもらったとき感じた安心感と同じものだった。

安心とともに、僕はただただうれしかった。

この「手紙」は、僕がスピリティズムに共感し、角さんに出会わなかったら生まれなかった。

そのスピリティズムの根本にあるのが、生命は霊として永遠に生き続けるという自然法則。

僕らは何度もこの地上に生まれ、様々な試練や困難を通じて、成長し、向上していく。

要するに、僕らはここに、がんばるために来てるんだ。ここでどれだけがんばれたか、その成果は、再び肉体を離れ、様々な障害や制約から解放された時、すべて自分に帰ってくる。

そして、いま、僕の目の前にいる方々は、確実に僕よりも「がんばっている」人たちだった。

そしてそのがんばりが、無駄に終わることは絶対にないということ。

それを確信できる自分にたどり着かせてくれたことが、ただただうれしかった。

未来が永遠ならば、そこに絶望と言う文字はない。

それを、そのことを、どうしても伝えたくて、力んだMCやっちゃってごめんなさい。

歌えばいいんだよね、唄うたいなんだから。

ぴったりの曲があるじゃないか。

世界中を僕らの愛で埋め尽くそう。

埋め尽くすぞ。

いつもより多めに掛け合いをやった。みんなうれしそうだった。よかった。

かくして、第一回ポストマンライブは、手紙を届けにきたはずだったのに、逆に大きな贈り物をいただいてしまうことになってしまいました。

中田さんご夫妻、作業所の方々どうもありがとうございました。

またいつでも呼んで下さい。

今日の一曲
1/6の夢旅人2002

2009年02月24日(火) 札幌
明日、札幌時計台で、3回目のライブです。

たくさんのご応募いただいたみたいで、どうもありがとうございました。

あの木の温もりのある響きの中に、溶け込んでゆくようなしっとりとした、ライブにしたいと思っています。

来られる方、どうぞお楽しみに。

寒い・・・ですよね。

愚問ですね。

行ってきます。

今日の一曲
札幌

2009年02月26日(木) ライブ二景
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この間の、19日の7th floorに於ける、定例ライブの話もせぬままに日々が過ぎていっております。

毎度ながら来てくれたお客さんがた、ありがとうございました。

完全に、手ぶらで歌いました。

100%歌に集中できましたが、ギター弾いてる姿が見たいとのリクエストもアンケートでいただきました。

あんなんでも、ちゃんとそれなりに、アピールしてたんですね。

いま、この手紙という曲をきっかけに、歌を歌うということを見つめ直しておりまして、それなりの結論めいたものが出るまで、ちょっとこのスタイルで行ってみようかなと思ってんです。

ま、全然弾かんというわけではもちろんございませんけどね。

と、このスタイルのまま、行って参りました、札幌時計台。

3回目でございました。最多出場だということでございます。

今回、いままでで一番リラックスして歌うことができました。

何故かというに、自分の中でテーマを決めていたからだと思います。

古いアルバムをめくっているようなライブにしようと。

あんな自分やこんな自分を目一杯見せるのではなくて、家族や、近しい人たちの前で見せる自分の色に限ろうと。

そう決めると、心に芯が一本通る感じがしました。

それが、そのまま、お客さんに伝わっていくのがわかった。

今回、僕が出るっていうんで、AIR-Gさんで、「手紙」を何度もフルオンエアーしていただいた。

それを耳にされてのお客さんが、たくさん応募してくれたと聞いていた。

そうしてやって来てくれたお客さんに、期待通りの色を心に届けたいと思った。

一曲目の「二度目のありがとう」から、最後の「よろこびのうた」まで、きっちりと届けることができた気がします。

特に「手紙」は、一人一人のお客さんの心に、一通一通、届けるように。

窓の外は雪の舞う札幌の街。

出来過ぎなくらいのシチュエーションの中で、丁寧に折り重ねるように、音楽が舞い降りていきました。

アンコール前の最後の曲のとき、時計台の鐘が鳴りました。絶妙のタイミングで。

終わった後、一人一人のお客さんと、出口で握手をしました。

幸せな瞬間でした。

また来ますね。

どうもありがとう。

今日の一曲
温かな雪 北市仁志二

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