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2006年11月10日(金) ありがとうございました
10日以上開けてしまいました。

先月の大分のこと、どんな風に書いていいのか、自分の中で整理がつかなくて、かといって書かないわけにも行かず・・・

開いてしまいました。

僕らが、大分に到着したその日の午後でした。

まだ、その時のことを思い出すと、頭が真っ白になってしまうのですが・・

ベックさんが、急逝されました。

トキハデパートの、今年の70周年の企画を手がけ、僕の風の呼び声をCMに起用して下さって、今回のライブの企画も一手に引き受けていただいていた方です。この日記にも何度も登場されてます。

僕らが行く前の晩に、自転車に乗っていて、事故に遭われて。

ほんとうに、突然でした。

28日に、駅前の歩行者天国で、告知もかねてライブをやっていた、まさにその時間に、逝かれたそうです。

その日の夜、仲間みんなで、お宅にお邪魔しました。

ベックさんは、もう、家に戻ってました。奥さんと、娘さんがそばに付いていらっしゃいました。

そこで、ベックさんに対面させてもらいました。顔は静かで、口元はかすかに笑っているようでした。

今回の、ライブ、ベックさんも、ベーシストとして参加してもらう予定でした。

「お父さんはね、樋口さんの風の呼び声、何百回聴いたかわからないくらい、ずうっと車の中でかけてたんだよ。」

娘の千賀ちゃんが、事故にあった時に、ベックさんが聴いていたiPODを見せてくれました。

「1/6の夢旅人2002 樋口了一」という液晶画面の、ど真ん中で、止まっていました。

その画面をずっと見ていて、真っ白な頭の中に、浮かんだことは、ひとつだけでした。

「ライブを、成功させよう。」

僕にできるたったひとつのことだと思いました。

お通夜、告別式と、1000人以上の人が、ベックさんに会いにきました。

告別式で、弔辞の代わりに歌った、「風の呼び声」は、一生忘れることはないでしょう。ベックさんも、もちろん聴いてくれていました。

29日の、リハーサルも、予定通りやることにしました。

僕と、ドラムの益田さんと、キーボードの都留さんと、3人でしたが。

ベースは、30日に合流する、サポートの山根くんに、ベックさんのベースをお借りして、弾いてもらうことにしました。

31日のライブは、400人を超えるお客さんが集まってくれました。

「朝花」や「みみらく霊歌」、どんな気持ちで歌えばいいんだろう。少し心配でしたが、ほんとうに、不思議なくらい、やさしい気持ちで、伸びやかに歌えました。

後半、バンドが入って、ベックさんのベースも登場しました。

一般のお客さんの前で、今回のことを、話そうかどうか、最後まで迷っていたのですが・・・

1/6が終わり、アンコールで、新曲の「Road of the Sun」をやり、最後に風の呼び声をやるために、再びバンドのみんなが登場して、メンバー紹介をやっていて、どうしてもベックさんを紹介したくなって、というか、当然のことのように思えてきて、

「同じく、ベース、別宮秀次郎。」と紹介したら、なりやまない拍手。その拍手の音を聞いていて、ベックさんが、どれだけみんな愛されていたのかが、痛いくらいに伝わってきました。

会場の、多くの人が泣いていました。

でも、これは僕の印象ですが、悲愴感におおい尽くされてはいませんでした。なんか、会場全体が、ベックさんのあの、ひとなつっこい笑顔に包まれているようでした。

最後にやった、風の呼び声は、会場のみんなで歌いました。みんなが、歌詞を覚えてくれている。

大分にこの曲が、ここまで根付いたのも、ベックさんのおかげです。

うちの事務所で、CMの映像に初めて音を合わせてみたときのあのうれしそうなベックさんや、ミックスを、東京まで見に来てくれた時のことや、大分の、ミタライ酒店で、「windy train」をハモっていたベックさんの顔なんかが、次々よぎりました。

気がつくと、左から、鼻をすする音が聞こえてきました。

山根くんが泣いてる。

彼は、ベックさんとは一面識もありませんでした。

そういう意味では、今回、逆に一番つらい、大変な役を担ってくれたんです。

ありがとうね。山ねっち。

曲が終わり、僕らがステージを降りたあと、スクリーンには、今日の出演者、スタッフの名前が流れ、最後に、「別宮秀次郎」と名前が出た時にも、再び長い長い拍手。

ステージ脇では、山根くんが、立ってらんない。ベックさんが手伝っていてくれたんだ。

益田さんが、山根くんと抱き合う。都留さん、Tさん、RICKY さん、マーサさん他、みんなと握手。

無事に終わった。

ベックさん。これでよかったですかね? どうですか?

今回、僕は一滴の涙も流さなかった。

僕が、泣くのは、違うと思った。

ホテルの部屋でそう言ったら、「うん、それでいいんじゃないの。」とベックさんが、答えてくれた。

「亡くなる」

僕はこの言葉がきらいだ。

いなくなるわけがないから。肉体が働きをやめたからといって。

今年僕は「シルバー・バーチの霊訓」という本に出会って、命がずっと続いていくっていうことを、12年かかってついに受け入れたんだけど。

それがなかったら、今回、告別式や、ライブを、乗り切れたかどうかわからない。

ベックさんが、まだ、はっきりと、僕らが想像するような、雲みたいなふわふわしたものではなく、ちゃんと、存在しているんだってことを確信していなかったなら、

きっと、歌なんか、歌ってられなかっただろう、と思う。

これも、僕の意見ですが、僕らは「死」そのものを、悲しむ分を、生きていくエネルギーに向けるべきだと思う。

そして、残された一番近しかった人たちの悲しみを少しでも和らげることに、全力を注ぐべきだと思う。無力であるとわかっていても。

打ち上げは、居酒屋の座敷でやった。

みんな、晴れやかな顔をしていた。ベックさんのベースが立てかけられていた。

最後に、ベックさんのベースを真ん中に写真を撮った。

トキハの、社員の方が、おっしゃっていた。

「ここから、わたしたちが、どれだけがんばれるかどうか、ベックさんが、試練を与えてくれたんだと思います。だから、しっかりしないといけない。」

この言葉に尽きます。

ベックさん。

ありがとうございました。

そして

これからもよろしくお願いします。

今日の一曲
風の呼び声

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2006年11月15日(水) ベスト
ベスト、といってもいろいろあると思うのですが、

今回の、樋口了一ベストコレクション「あの頃の僕がいるなら」は、ベストセールスアルバムではありません。

はっきり言って、それでは、何も選べなくなってしまうとです。ヒグチです・・・

高校球児が、インタビューなんかで、「ベストを尽くしてがんばります。」と、今でも、ハキハキと答えたりなんかしてるのかどうか、知りませんが。

今回のこのアルバムは、29歳から42歳までの、僕が尽くした「ベスト」のスナップ集です。

とにかく、一生懸命でした。

一生懸命すぎて、肩に力が入ってる感じとかが、今聴くと、気恥ずかしさを通り越して、愛おしくさえあります。

酸欠になりながら、携帯酸素片手に録ったりしたなあ、コーラス。

そして、アルバムのリリースに、たくさんの人からコメントを寄せていただきました。どうもありがとうございました。東芝EMIのサイトで、一部見れます。

それで、いつものように、何かあると、この二人に応援してもらって、恐縮の限りではございますが、大泉くんと、鈴井さんからもらったメッセージの抜粋が、アルバムジャケットの上に、ペタッと貼ってあります。うーん考えたな、東芝さん。

だが、だが、だが、

色んな要因が考えられると思うのですが、ジャケットの、画の、顔が隠れないように貼ったとか・・・

普通に、封を開けると、破けてしまいます。シールが。見事に。僕がやっちゃったので、間違いありません。

なので、開ける時には、注意して下さいね。破かないように。

Anniversary song

この曲を、待っていらした方も、多くいらっしゃると思う。もちろん、収録してます。

今じゃあ、すっかり、大泉歌い散らかしソングになっちゃってますが、

もともとこれは、第一パンの、50周年キャンペーンソングだったのですよ。

♪第一パン♪ という、テレビCMのサウンドロゴも、しばらく、僕の声でやってました。

ここでも、一生懸命やりすぎて、パンが、堅そうに聴こえたのか、すぐに、柔らかい女性の声に変わりましたが。

そんな、経緯もふまえつつ、時代時代の、樋口了一の、せいいっぱいが詰まった、ベスとコレクション「あの頃の僕がいるなら」

本日発売でございます。

発売記念ライブの、リハも、進行中です。Annivesary song 覚えてきてね。

今日の一曲
Anniversary song



2006年11月23日(木) 明日は横浜
夏の間の、あとランダム呼ばれた順インストアツアーではない、ベストの発売にからめての、インストアライブが、明日横浜のHMVで行われます。

いれてきたぞ、いれてきたぞ、東芝の1/375の夢社員プロモーターの山本くんが。

12月も、たっぷりと、お近くに歌いにいかせていただきます。

なにやら、新曲も、録ったりとか、録んなかったりとか。

カタメウチの冬です。どこかで聞いたフレーズです。

とりあえず、明日は、横浜。体をほぐして、唄いに来てっさい。

今日の一曲
青い瞳のステラ 柳ジョージ

2006年11月27日(月) DUO
って行ったことないさ。

いっつも、隣の七階だもんね。

入ったことないです。DUO

いよいよ明日となりましたよ。ライブ。

今回は、5人編成です。僕入れて。

あの曲も、この曲も、パワーがアップしてお届けできることと存じます。

参加意識と、体力と、僕が間違えようが、正しい歌詞を歌い通す熱意を持ってきて下さい。

きっと楽しいものになることでしょう。

いや、しますとも。

是非に。

今日の一曲 
クラブ・トロピカーナ   ワム

2006年11月28日(火) 今日じゃん
ベストアルバムを、買ったという、たくさんのメールいただいております。

ありがとう。

ロードオブザサンが一番好きだっていうメールもあって、何よりうれしいです。

今日もやるよ。

今日だよ、もう。

一年早いね。

愛さないと、一生なんて瞬く間です。

よ。

今日の一曲
愛し愛されて生きるのさ 小沢健二

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